音楽が嫌いな人は少ないと思います。また、血圧が高くて悩んでいるも少なくありません。
音楽にはかねてよりリラックス効果により、血圧を下げる可能性が指摘されていましたが、正式に実験により音楽が血圧を下げる効果が実証されました。
この記事の目次
音楽の高血圧への効果実験
サンパウロ州立大学の調査です。
この調査はジュアゼイロ・ド・ノルテ大学、ABC医学大学、英国のオックスフォード・ブルックス大学と共同で行いました。
そこで、音楽が高血圧の治療効果を高める可能性が指摘されたのです。
実験は2日間かけて行われ、1日目は投薬後に1時間音楽を聴きながら、血圧・脈拍を記録。
2日目は、投薬後にイヤホンをつけたが、音楽は聞こえないという状態で血圧・脈拍を記録。
この2日の実験を比較した結果、音楽を聴いた場合は脈拍数が減り、血圧も下がったことが認められました。
実験で使われた音楽は、誰もがよく知っており、抵抗も少ない、ポップ歌手のアデーレとエンヤの曲です。
同様の実験2012年から繰り返され継続しており、前回の実験では、クラシック音楽が使われています。
人間だけでなく動物にも効果が!
コーディネーターを務めたサンパウロ州立大学のヴィトル・エングラシア・ヴァレンチ教授によると、同様の効果は動物を使った実験でも明らかにされているとのことです。
動物にも高血圧があるとはビックリです知らなかったです。
音楽は薬効成分が腸で吸収されるのを助けている、とも考えられるているとのことです。
ということは、高血圧に限らず、薬を飲む場合は音楽を聴けばいいということでしょうか。
結論
ヴァレンチ教授は、音楽は心臓疾患や高血圧の患者への投薬効果を高めるだけではなく、これらの病気が進行するのを予防する効果もあると考えています。
「心臓疾患や呼吸器系疾患を起こす可能性がある患者の場合は、薬と音楽を組み合わせると、予防的効果も含め、より良い結果を期待できるはずだ」
と語っています。
この記事を読んで、昔、買った高血圧を自力で直すという本に、モーツァルトのCDが付録についていたのを思い出しました。
この時は長続きはしなかったのですが、今度、本棚から引っ張り出して試してみようと思います。
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