一般的高血圧というと中高年の男性がなるイメージが強いと思います。
しかしながら、最近では40代以上の女性がかかるケースが増えています。
その原因は生活習慣からきているようです。
それは高血圧とはすぐには結び付かない習慣です。
何気ない習慣が高血圧への落とし穴になっています。
今、血圧が高くない人こそ、気を付けましょう。
若い頃は運動はしなくても新陳代謝がよく、筋肉の量が多いため、
肥満にはならなかったかもしれません。
しかしながら、40代を越えると事情は変わってきます。
運動不足が肥満につながるからです。
ただでさえ、40代も超えると、レクレーションや運動する機会は減ってきます。
肥満は血液中の脂肪が増えるなど、高血圧や動脈硬化のリスクが高まります。
(肥満と高血圧のリスクはこちらをご覧ください)
運動不足を感じている方はウォーキングなどから始めるのが如何でしょうか。
習慣的な運動は体型を維持するだけでなく、心肺機能を強化し、
血管をしなやかにします。高血圧のリスクを下げてくれます。
カフェインの過剰摂取は血圧を上げるリスクがあります。
カフェインは中枢神経に直接働き、一種の興奮状態になります。
また、心筋にも直接作用して心筋機能を上げるため、血圧を上げる作用があります。
ただ、コーヒーに関しては、ポリフェノールを含んでいるため、
1日3~4杯程度は血圧を下げる作用があるといいます。
(高血圧とコーヒーのリスクはこちらをご覧ください)
また、紅茶に関してもその香りのリラックス効果から、
同じく3~4杯程度は問題はないと考えられます。
問題になるのは、1日5杯以上飲む方です。
飲み過ぎだなと思う方は何杯かはノンカフェインに切り替えるなど、
工夫をしましょう。
仕事しているかたは、仕事上の付き合いなどで、宴席の数も増えてくると思います。
また、ママ友など、近所の方との宴会もあるでしょう。
一般的に女性は男性ほどお酒は飲まないと統計が出ていますが、
お酒好きの方は要注意です。
アルコールは一時的には血管を拡張し、血圧を下げる作用がありますが、
それは一時的なもので、すぐに血圧が上がります。
また、アルコール自体のカロリーとおつまみの食べ過ぎでどうしても
カロリーが過剰摂取になり、肥満にもなり易いです。
宴会が多い方は、なるべくソフトドリンクを飲んだり、
おつまみを控えるよう気を付けましょう。
なお、厚生労働省によると、女性の健康的な飲酒量は日にワイングラス1杯程度、
350ml缶のビール1本ほどとのことです。
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