高血圧の予防や治療で大切な事の一つが減塩です。
しかしながら減塩の食事は味気なくつらいものです。
そのつらい減塩生活を強力にサポートしてくれるのがカリウムです。
現代人の食事の中で、ナトリウム(塩分)に比べてカリウムの摂取量は
不足していると言われています。
太古の時代の食事は当然ながら、味付けはしてませんでしたので、
ナトリウム(塩分)の取得量は少なかったです。
(塩分は貴重な物質でもありました)
元々、人間の身体の仕組みとして、その状況に対応して進化していますので、
余分なカリウムを尿として排出する機能が優先しています。
ナトリウム(塩分)はカリウムと同時でなければ排出できないようになっています。
したがって、カリウムの摂取量が少ないとナトリウム(塩分)が排出されず、
体内に蓄積されます。
カリウムを十分に摂取すると、うまくナトリウム(塩分)が排出され、
減塩と同じ効果になり、血圧も下がることになります。
また、厳しい減塩をして元々塩分の摂取量が少ない方は、
カリウム摂取の効果は少なくなります。
その重要なカリウムですが、どのように摂取すればよいのでしょうか。
まず、量ですが、厚生労働省では生活習慣の予防のために、望ましいカリウムの
摂取量は1日当たり3,500mgとしています。
日本人の平均的なカリウムの摂取量は約2,400mgですので、1,300mg不足していることになります。
カリウムを取得する代表的な食物以下の通りです。
偏ることなく、バランスよく摂取しましょう。
バナナが手軽に食べられると思いますが、バナナは糖分も多く含みますので注意してください。
◆カリウム400mg含む食物(目安)
・バナナ 1本
・トマト 1個
・豆腐 1丁
・ジャガイモ 1個
・リンゴ 1個
カリウムは腎臓の機能で、尿として排出します。
したがって、腎臓が悪い人はカリウムをうまく排出することができませんので、
十分に医師と相談しましょう。
スポンサーリンク
[…] 高血圧とカリウムの関係はこちらをご覧ください) […]
[…] 果があります。 (「高血圧を下げるカリウム」の記事はこちら) […]
[…] (詳しくは「高血圧を下げるカリウム」の記事をご覧ください) […]
[…] (ナトリウム(塩分)とカリウムの関係はこちらの記事をご覧ください) […]
[…] 中にはカリウムを一緒に排出するタイプがあります。 カリウム非保持型利尿剤といいます。 元々、ナトリウム(塩分)とカリウムの排出には密接な関係があります。 (詳しくはこちら) […]