サイレントキラー(沈黙の殺人者)と言われる高血圧。
具体的な合併症の症状が出るまで、数十年かけて、静かに血管を損傷し、
心臓や脳に負担をかけます。
症状が出たときには、脳梗塞、心筋梗塞等の生命に危険となる状況に
なってしまうため、ついた恐ろしい高血圧の呼び名(?)です。
残念ながら、高血圧自体は正式には病気ではなく、身体の状態を表しており、
深刻に受け止めない方もいます。
高血圧の対策いは定期的な血圧測定が欠かせないのですが、
稀に自覚症状がでることがあります。
こららの症状が出たら、お医者さんに相談しましょう。
●脳 ・・・ 頭痛、耳鳴り、肩こり、不眠 ●心臓 ・・・ 動悸、息切れ、胸痛、胸がしめつけられる感じ ●腎臓 ・・・ 蛋白尿、夜間頻尿(就寝~起床までの間に2~3回以上トイレに行く)、手足のむくみ ●眼 ・・・ 眼底出血、視力障害(見えにくい、視野が欠けてくる、など) |
では、次に代表的な自覚症状について具体的にみていきましょう。
高血圧と肩こりの関係はなかなか密接には結びつくとは考えにくいです。
血液の流れが悪くなることで肩こりの症状が現れることが多いようです。
運動不足なども一因ですので軽い運動をするなどして対策していきましょう。
高血圧の自覚症状で頭痛や頭重感が現れることがあります。
高血圧頭痛の特徴は後頭部に痛みを感じることが多く、吐き気を伴うことがあるようです。
頭痛があるからといって高血圧というわけではありませんが、
後頭部の頭痛の場合は可能性があるので注意が必要です。
高血圧が悪化するときも頭痛が起こることが多いので、
高血圧症の時に頭痛が起こった場合は早めに医師の診察を受けましょう。
高血圧によるめまいにも注意が必要です。
めまいというと低血圧の時に起きる症状と思いがちですが、
高血圧によるめまいもあります。
平衡感覚を失って歩けないようなめまいや回転性のめまいが起こったときには、
しばらく安静にしておけば治ることもあります。
数回おこるようであれば、脳卒中の可能性もありますので、
すぐに医師の診察を受けましょう。
めまいは脳卒中の前兆としても考えられるますので、高血圧症の時は、
たとえ軽いめまいであっても医師に相談しましょう。
高血圧の時の耳鳴りは、過労や寝不足の状態でになったときに起こることが多ので、
しばらく安静にしておけば耳鳴りは自然に消失することが多いです。
耳鳴りは高血圧以外にも様々な原因で起こります。
耳の病気の場合は、病気になっている片方のみ耳鳴りしますので、
高血圧症と区別できます。
以上のように自覚症状の例がありますが、あくまでも目安ですので、
やはり、高血圧の診断には定期的な血圧測定が重要になります。
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