お昼のランチなどで、「うどん」か「おそば」かラーメンかと、麺類でどれにしようかなと迷う時がありますよね。
そんな時、血圧には「そば」を選んだ方が良いです。
ラーメンはその塩分の多さから、あまりお勧めはしません。
そこで、「うどん」か「そば」かの選択になるのですが、そんなときは「そば」を選んだ方が良いのです。
そば粉にはルチンという物質がそば粉100g当たりに10~20mg含んでいます。
このルチンは強力な抗酸化作用をもつポリフェノールのフラボノイド化合物の仲間で、ビタミンPとも呼ばれます。
ルチンには血管の弾力を高める働きがあります。
固くなった血管は、血圧の負荷に耐えられず破れてしまう危険もありますが、血管の弾力が上がることで、血液の流れが良くなり、血圧を下げる効果が期待できます。
また、ルチンには、毛細血管を強くし弾力が失われた血管を修復する働きもあるので、脳血管疾患の予防にもつながります。
うどん粉は小麦粉の一種になります。うどん粉にも豊富なビタミン、ミネラルを含んでいますが、ルチンは含んでいないんですね。
1日に必要なルチンは30mgといわれています。1日1食、そばを食べると、この量は摂取できる計算になります。
ルチンは、そばの実の外殻に近い部分により多く含まれています。特に韃靼そば(日本名は苦蕎麦)は、普通のそばの約100倍もルチンが豊富といわれています。
また、そばをゆでている間に、水溶性のルチンはビタミンB₁やビタミンB₂などと一緒にゆで汁に溶け出してしまうという性質があります。
ざるそば等を食べる場合は迷わずそば湯も飲むようにしましょう。
ルチンは抗酸化力が高いため、うれしいことに美容にも効果があります。
抗酸化力が高いということは、若さの敵である活性酸素を除去する力が強いということです。
若々しいお肌を保つためにも蕎麦がおススメです。コラーゲンの生成を助けるビタミンCの吸収を促進する働きもありますので、蕎麦と一緒にビタミンCの多いフルーツなどを一緒に食べるとさらに効果的です。
私はお昼に「うどん」か「そば」かと迷う時が多いのですが、血圧が高いため、これからは「そば」を選ぶことにします。
スポンサーリンク