高血圧にプールが良いというお話です。
プールといえば、水泳が有酸素運動であるため、健康にいいんだろうなという感覚がありましたが、科学的に証明されました。
アメリカのテキサス大学の合同チームが2016年に4月に発表した「海女さんと血管年齢」に関する論文です。
海女さんの血圧が低い理由
高血圧にプールが良いという秘密には海女さんの存在がありました。
海女さんはなんと、同年代の人より血管年齢が平均11歳若いという結果があります。
その理由はAMPにありました。ANPは水の中にもぐり、水圧を受けることによって分泌が促進されます。
「AMP」とはあまり聞き慣れない単語ですね。では「AMP」とはどういう物質なのでしょうか?
AMPとは?
「ANP」の正式名称は「心房性ナトリウム利尿ペプチド」と呼ばれるホルモンです。
このANPの分泌が促進されると、血圧が低下します。
どうして、血圧が低下するかといいますと、ANPは心臓の心房という部位から分泌され、腎臓に作用して余分な水分や塩分を尿として身体の外に排泄させる働きするためです。
余分な体液が少なくなるため、血圧が下がるのですね。
なぜ、プールが高血圧に良いのか
このAMPは水に潜り、身体で水圧を受けることによって分泌が促進されることが研究でわかってきました。
したがって、プールや海に入ることで、水圧を受け、AMPの分泌が期待できます。
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