健康な身体を保つのにビタミンは必要です。
高血圧の人はビタミンを豊富に摂取すると改善や予防につながります。
なぜならば、ビタミンは直接、血圧を上げる作用はありませんが、
動脈硬化の防止に大きな効果があるからです。
動脈硬化と高血圧は強い関連があります。
動脈硬化になると血管のしなやかさを失うため、血圧が上がります。
血圧が上がると、血管が傷つきやすくなり、動脈硬化になります・・・。
と、動脈硬化と高血圧は悪循環に陥りやすいのです。
(「高血圧と動脈硬化」の記事もご覧ください)
そのような怖い動脈硬化ですが、ビタミンに大きな予防効果があります。
ビタミンと一口にいっても、水溶性ビタミンが9種類、
脂溶性ビタミンが4種類の合計13種類あります。
では、高血圧の人へのおすすめのビタミンはどれでしょうか。
ビタミンAは血液中のコレステロールの酸化を抑制することにより、
動脈硬化を予防します。
また、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンもビタミンAの仲間になりますが、
こちらも活性酸素によるコレステロールの酸化を抑制します。
葉酸はビタミンBの仲間です。
葉酸は血中のホモシステイン濃度を低下させます。
ホモシステインは、酸化する過程の中で発生する活性酸素の働きによって
血管を傷つけるとみられています。
ホモシステインの代謝経路の中では葉酸が利用されます、
葉酸を積極的に摂取することで、どんどんホモシステインが代謝されるため、
濃度が低下していき、血管を傷つけることを防ぎます。
ビタミンCは水溶性のビタミンとして血液中に溶け、最前線で活性酸素と
戦って動脈硬化を予防します。
アメリカの大学の研究では、大量のビタミンCを摂取すると
降圧剤ほどの急激な効果はないものの、
血圧を低下させる作用があることを確認しています。
およそ、降圧剤の半分程度の低下効果は期待できるという結果がでています。
ビタミンEは、LDLコレステロールの酸化を防いでくれます。
したがって、余分なコレステロールの血管壁への付着の防止になるのです。
この作用により、血管を若く保ち、血圧の上昇を抑止してくれています。
また、ビタミンEとビタミンCは一緒に摂取すると、
さらに抗酸化パワーがアップすると言われています。
これは、ビタミンEの抗酸化力を、ビタミンCが補給する作用があるからです
ビタミンはなるべく食物から摂取することを心掛けましょう。
バランスよく、安全にビタミンを摂取するには食物からが一番です。
しかしながら、効果のあるほどのビタミンを毎日摂取するのは、
かなり大変です。
こういう場合はサプリメントの力も借りましょう。
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