高血圧の予防や治療のために、普段の血圧を正しく知ることが第一です。
それには、家庭での正しい血圧測定が大切です。
なぜならば、病院で血圧を測定する場合、緊張のため通常より、
血圧が上がる人がいるからです。これを白衣高血圧症といいます。
(白衣高血圧症についてはこちら)
また、血圧は変動しやすいので、リラックスした状態で、定期的に血圧を
測ることにより、自分の正しい血圧値を把握することができます。
1日の中でも血圧は変動します。
では、いつ血圧を測ればよいのでしょうか。
答えは1日に2回です。
◆起床後1時間以内
1回目は起床後です。
これは仮面高血圧を見逃さないためです。別名早朝高血圧ともいいます。
(仮面高血圧症についてはこちら)
仮面高血圧症は病院での測定では発覚しません。
なぜならば、起床の3時間前くらいから血圧が上がり始め、
目が覚めるころに血圧がピークを迎えるためです。
病院での測定では分かりませんね。
朝起きるときは身体を目覚めさせるために、健康な人でも血圧が上がる状態です。
ここに仮面高血圧が加わると、血圧が一層あがり、心筋梗塞や脳梗塞等を引き起こす
非常に深刻な状況になる可能性があります。
起床後の血圧測定のポイント
・排尿後に測る
・朝食前に測る
・薬を飲む前に測る
◆就寝前
2回目は就寝前です。
これは、朝、飲んだ薬が切れるこるであり、薬の効き方を確認するためです。
起床後1時間以内、就寝前の1日2回を毎日記録するのが、
ベストですが、週3回でも記録しますと、自分の正しい血圧が把握できます。
病院での診察時に持ち込むと正しい診断ができることになります。
では、血圧はどこで測るのが正しいのでしょうか。
答えは上腕部です。
なぜならば、心臓に近い箇所のためです。
より正しい中心血圧が測定できます。
家庭用血圧測定器で、手首で気軽に測定できる機器もありますが、
心臓から遠い場所であり、血管も細いため、変動が多いです。
正しい血圧を測定するためには、上腕部で測定する方法をお勧めします。
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