高血圧になると聞くことになる「心臓肥大」
実は、私も心電図の波形では「心臓肥大」が疑われます、
と診断されたことがあります。
その時は心臓が大きくなるなら良いのではないか?と、
軽く考えてしまいました。
よーく医師の話を聞いたり、調べてみるとそんな楽観できる
症状ではないのですね。(当然ですね)
そんな「心臓肥大」を分かり易く説明します。
心臓肥大とは
心臓肥大とは心臓の壁が厚くなる症状のことです。
心肥大とも呼ばれます。また、発症している場所によって
左心室肥大とか、右心室肥大とも呼ばれますが、全て同じ症状を指します。
心臓肥大になる原因
心臓肥大になる原因は様々です。激しい運動や、労働。
または、心臓弁膜症の合併症として起こる場合もあります。
筋ジストロフィーや甲状腺機能亢進症などの病気でも心臓肥大が見られます。
しかし、最も多い原因は高血圧によるものです。
心臓の役割は身体全体に血液を巡らせることです。
常に大きな力でポンプのように血液を循環させます。
ところが、血圧が高くなると、より大きな力が必要になります。
その結果、心臓の力が必要以上に強くなり、心臓の筋肉が
大きくなります。
心臓肥大の影響
心臓は大きくなりますが、血管の太さ、長さは変わりません。
したがって、心臓に必要な血液や酸素が供給できないことになります。
心臓が貧血状態になり、狭心症や心筋梗塞が起こり易くなります。
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