高血圧に減塩はもっとも基本的な生活改善です。
また、肥満は血液中のコレステロールが増えてしまうなど、
高血圧の要因になります。
その塩分と肥満が実は密接な関係があるというのです。
イギリスでの研究結果になります。
2008年から2012年にかけて行われた食事・栄養調査の中から、
子ども450人、大人780人のデータを抽出して分析しました。
研究内容としては、調査で得られた食事内容を分析して1日あたりの
カロリー摂取量などを算出し、また被験者の尿も検査しています。
その結果、体重過多または肥満の人では、尿に含まれる塩分が多いことが
明らかになりました。
また、塩の摂取が1グラム増えるごとに、「太り過ぎ」になるリスクが
25%も高まることもわかりました。
塩分の取り過ぎは、塩分濃度を一定にしようと血液の量が増えるなどの理由で、
直接血圧を上げる要因になります。
それだけでなく、肥満にもなりやすくなってしまうという、
血圧にとっては最もリスクが高いことになってしまいました。
研究を主導した、クイーン・メアリー大学のGraham MacGregor教授は
「塩分の過剰摂取がなぜ太り過ぎを招くのははっきりとした原因は
わかっていない」としています。
推測としては、
「脂肪が体に吸収されるメカニズムが変わるためではないか」としています。
あくまでも傾向としてその理由が分からないとうことですね。
今後の研究によって、対応方法が明確になる可能性があります。
しかし、塩分の過剰摂取は血圧にとっては、良くないことは明らですので、
今後も一層、気をつけましょう。
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