血圧は一定しているものではなく、日々の通常の活動や、
ちょっとしたストレスでも大きく変動します。
一般的に寝ているときは、血圧は低いですが、起床するときは血圧は上がります。
これは、当然なことです。
朝、起きるときはエネルギーが必要なため、
自然の動作として、身体全体の血液を巡らせ、身体に力を出すんですね。
日中はしばらくすると、血圧は安定していきます。
また、寝るときには血圧が下がるというサイクルです。
これが、一般的な血圧の動きです。
また、ストレス等で血圧が一時的に変動する場合もあります。
病院に行くと緊張してしまい、血圧が上がる場合があります。
これが「白衣性高血圧」といいます。
普通の人でも病院で血圧を測ると自宅で測るより10mmhgくらい上がるといわれています。
「仮面高血圧」とは普段の血圧は正常値ですが、一時的に著しく、血圧を高い症状のことです。
・起床直後に血圧が上がるケース
例えば、起床直後に著しく血圧が上がる場合があります。
起床直後に一時的に血圧が160mmHg上がり、しばらくすると安定するケースです。
この場合、病院での計測では診断できないことは勿論のことですが、
自宅で計測する場合も、起床後、椅子座り落ち着いてから、計測するため
自分でも認識できないことになります。
・寝ている時も血圧が下がらないケース
「ノン・デイッパータイプ」と言います。
就寝中は血圧が下がるものですが、下がらず、常に血管に圧力がかかり、
ダメージを与えます。
寝たのに寝た気にならないというあなたは、危険かもしれません。
・寝ているときに逆に血圧が上がるケース
最近、増えているケースですが、「インパーテッドタイプ」といいます。
これは就寝中に逆に血圧が上がってしまう症状です。
睡眠時無呼吸症候群の方に多いです。
ではなぜ、仮面高血圧症が危険なのでしょうか。
それは病院で正しい症状が把握できずに、血管へのダメージが蓄積されることにあります。
起き掛けに心筋梗塞、脳梗塞で倒れた、または寝ている時に同じ症状が発生し、
最悪の場合そのまま亡くなってしまうということもあります。
では、仮面高血圧症をどう発見するのか、その予防は次の記事をご覧ください。
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