タイトルが刺激的ですが、あくまでもそういう考えがあるということを、はじめにお断りします。
健康へのリスクがありますので、持病のある方は主治医さんへと相談してください。
また、健康な方も十分、注意しましょう。
健康のために一日一食生活を実践している人もいると思います。
有名人でもタモリさんやビートたけしさんも実践していると言われています。
一日一食だと、「お腹が空き過ぎるのでは」、「力がでない」、「頭が働かない」、「栄養が足らない」のでは?と心配されると思います。
しかし、逆に健康に良く、高血圧の予防にもなるそうなのです。
一日一食の推奨者で多数の著書があり、近著に『完全図解! 一日一食のススメ』(ビジネス社刊)があるイシハラクリニック院長の石原結實(ゆうみ)・医学博士の説です。
「人間は空腹になると長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子が非常に活発化し、健康長寿になれるという研究が発表されています。さらに空腹時には胃の中からグレリンというホルモンが分泌され、これによって脳の記憶中枢である海馬の血流が良くなり、認知症やうつ防止に役立つことも分かっています」(石原氏より)
栄養不足で頭が働かないというより、頭の回転がよくなり、認知症、うつといった精神疾患の予防にも効果的ということですね。
「1食にすることで飢餓状態、空腹状態が長く続くことになります。それが、サーチュイン遺伝子をより活発化させるのです」(石原氏より)
サーチュイン遺伝子とは、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれています。サーチュイン遺伝子の活性化により生物の寿命が延びるとされています。
「糖や脂肪の胃腸からの取り込みが減ると、体内に残った糖や脂肪の燃焼を促すので、高血糖、高脂血症が予防できます。食べたものを利用して熱を作るよりも、体に蓄えた脂肪や老廃物を燃やして熱を作る方が熱効率がいい。体熱も上がり、免疫力も高まります。
また、動脈硬化の原因である血管の内壁に脂肪が沈着することも防ぐことができるので、高血圧予防にも役立ちます。メタボリックシンドロームの予防効果もてきめんです」(石原氏より)
もう、いいことだらけですね。ここまでくると実践したくなると思いますが、冒頭でお話しした通りに、健康上のリスクがあるため注意する必要があります。
次に最低限に気を付けることを上げました。
・栄養不足に気を付ける
一日一食のため、カロリーオーバーということにはなりませんが、何を食べてもいいということではありません。偏らずにバランスよい食事をしましょう。まちがっても、リンゴだけとか、ラーメンだけみたいなことはダメです。
・カフェインやアルコールは避ける
空腹時のカフェイン、アルコールは胃腸に負担を掛けます。
・水分を十分にとりましょう
水分は飲み物からだけではなく、食べ物からも摂取しています。食事の回数が少ないので、水分は積極的にとりましょう。1日2リットルが目安です。
現代人はただでさえも、カロリーオーバー、食べ過ぎです。
健康な方で興味があるなら、お試ししてみるのも良いと思います。
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