高血圧予防には減塩よりカリウムの摂取

高血圧の予防や治療の第一歩は減塩ということが常識です。
しかし、ここで減塩より、カリウムの摂取量が血圧に大きな影響が
あるとの研究結果が注目を浴びています。

 

韓国での研究

 

韓国の翰林大学校医科大学を含む研究グループの発表です。
栄養学と食事療法の専門誌ジャーナル・オブ・ジ・アカデミー・オブ・ニュートリション・アンド・ダイエテティクスのオンライン版で2015年7月1日に報告しました。

ナトリウム、すなわち塩分の取り過ぎが高血圧につながるとことは
世界的に認識が広がっています。

カリウムも最近、高血圧だけでなく、その他の病気を減らすミネラルとし
効果が注目されています。

研究グループは、韓国の全国健康栄養調査の第4回と第5回(2007~12年)の
データから、血圧を下げる薬を服用していない19歳以上の2万4000人を対象として、
過去24時間に食べたものを思い出す方法で、
ナトリウムとカリウムを取る量と血圧との関連性を調べました。

ナトリウムとカリウムを取る量で4つのグループに分け、
低ナトリウム/高カリウムのグループを基準としました。

ここでの高血圧の定義は収縮期血圧、いわゆる上の血圧が140mmHgまたは
拡張期血圧、下の血圧が90mmHg以上としました。

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塩分の摂取量は影響ない

 

調査の結果、ナトリウムを取る量が多いと拡張期血圧が高くなり、
1キロカロリー当たりの重量で1mg増えるごとに0.21mmHg増えるとの
結果がでました。

ここまでは従来の認識通りです。

一方、カリウムを取る量が多いと収縮期血圧が低くなり、
1キロカロリー当たりの重量で1mg増えるごとに1.01mmHg減少しました。

影響を及ぼす関連性について調整すると、高ナトリウム/低カリウムのグループと
低ナトリウム/低カリウムのグループは、基準グループより高血圧のリスクが
約20%高いという結果でした。

ここで分かることは、血圧が上がるリスクはナトリウムの高低ではなく、
カリウムの摂取量が原因であるとのことです。

しかも、高ナトリウム/高カリウムのグループの高血圧リスクは、
基準グループと変わりはありませんでした。

バナナ

 

ナトリウムの悪影響をカリウムが相殺

 

ここで推測できることはカリウムの摂取量が高いと、
ナトリウムを摂取することが相殺されるということです。

低カリウムのグループで高血圧のリスクが高かったため、
カリウムが少ない食事の人はカリウムを取る量を増やすと
高血圧を防ぐために有益と思われます。

血圧が高目な方は減塩を頑張るのも大切ですが、
カリウムを多く取ることを心掛けましょう。

カリウムは果物に多く含まれています。
手軽に多くのカリウムを取るならば、バナナが持ってこいです。



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