降圧剤の種類と組み合せ

あなたの血圧が高目で病院に行ったとします。
通常は減塩や体重を減らすなどの生活習慣で様子を見ます。

生活習慣を見直してもなかなか改善しない場合や、
すでに血圧が上がり過ぎている場合などには、
医師の判断により降圧剤が処方されます。

降圧剤と一言で言いましても、さまざまなタイプがあり、
それぞれ特色があります。

なるべくなら飲まずに済ませたい降圧剤ですが、
処方された場合は、自分が飲む降圧剤を理解して、
上手に付き合いましょう。

錠剤

 

代表的な降圧剤のタイプ

 

現時点の降圧剤は大きく5つのタイプに分かれます。
それぞれの作用や副作用は個別の記事をご参照ください。

◆利尿剤
尿への塩分の排出お促すことにより血圧を下げます。
<主な商品名> フルイトラン、ダイクロトライドなど
<一錠当たり単価> 5~25円

◆βブロッカー
交感神経の活動を抑えて血圧を下げます。
<主な商品名> インデラル、セロケン、テノーミンなど
<一錠当たり単価> 65~82円

◆ACE阻害薬
血圧を上げる物質の作成を妨げることにより、
血圧を下げます。
<主な商品名> カプトリル、レニベース、アデカットなど
<一錠当たり単価> 40~155円

◆ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)
血圧を上げる物質の作成を妨げることにより、
血圧を下げます。
(作用の方法がACE阻害薬と異なります)
<主な商品名> ブロブレス、ディオバン、ニューロタンなど
<一錠当たり単価> 40~250円

◆カルシウム拮抗剤
血管の平滑筋に作用し、血管を拡張させることにより、
血圧を下げます。
<主な商品名> アダラート、コニール、アムロジンなど
<一錠当たり単価> 15~100円

その他に「ARB + 利尿剤」、「ARB + カルシウム拮抗剤」
など複数のタイプを組み合わせた降圧剤があります。

血圧

 

最近の傾向

 

現時点で最も多く処方されるのは、カルシウム拮抗剤です。
但し、売上の金額となると単価の関係から、ARBの金額の方が
多いようです。

傾向としては、第一選択肢としてARBが選ばれることが、
多いようですので、量・金額ともにARBがトップに
立つのではないでしょうか。

なぜか、単価が低く、実績もあり、安全性が高いとされている
利尿剤はあまり処方されないようです・・・。

安全

また、降圧剤を処方される方の殆どが2種類程度の薬を処方されます。
1種類では血圧が下がる効果が少ないことがあるためです。

医師は患者の年齢や症状を見て、組み合わせを考えて、
処方をしていきます。

いずれにしましても降圧剤は対処療法であり、薬を飲んでいる間は
血圧は下がりますが、高血圧の根本を治療するわけではありません。
(高血圧の薬は一生の付き合いといわれる所以です)

したがいまして、薬だけにたよらず、減塩、適切な運動、
食事の見直しなどの生活習慣を見直して、高血圧を改善しましょう。



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