更年期の高血圧

若い頃は血圧が低目という方でも、
更年期になると高血圧症となる方が少なくありません。

平成25年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、
女性の年代別高血圧症の割合は以下の通りです。

30歳代 :  4.4%(予備軍をふくめると12.2%)
40歳代 : 14.0%(26.6%)
50歳代 : 28.3%(46.8%)
60歳代 : 36.1%(65.1%)

一般的な更年期の年齢になると、急増します。
予備軍までふくめると、40歳代では4人に1人、50歳代では半数以上が高血圧といえます。

 

なぜ更年期に血圧が上がるのか

 

では、なぜ更年期になると血圧があがるのでしょうか?
血圧が上がる原因ははっきりしないのですが、加齢の症状を除いた
更年期高血圧の主な原因は、以下の通り考えられています。

・不安、ストレスの増加

更年期の年代では子どもの就職や独立、親の介護など環境の変化、
最近では、年金問題など収入面での不安やストレスが掛かるライフステージだと
いえます。

不安やストレスは血圧を上げる重要な要因になります。

更年期 イライラ

・ホルモンの減少

女性が更年期を迎える時期になると卵巣ホルモンであるエストロゲンが減少します。
このエストロゲンは血管を拡張する作用があります。

エストロゲンが十分に分泌されている若いころは
このホルモンの作用で血圧がコントロールされていますが、
更年期になるとエストロゲン不足のため、血圧が上昇するわけです。

・自律神経の乱れ

こちらもホルモンの減少が影響しています。

エストロゲンの分泌量が減ると、脳(視床下部)からはエストロゲンを
もっと出すようにという指令が出ます。
ところが、分泌機能が衰えているため、対応できません。

そのような無理な指令がくり返されると、同じ視床下部からの指令を受けている自律神経に影響を及ぼし、
それが血圧のコントロールを乱す原因になると推定されています。

 

更年期高血圧の対策

 

不安やストレスを解消し、リラックスな生活を心掛けましょう。
ストレッチや、ウォーキングなどの軽い運動は、心臓への負担もすくなく、
肥満の解消にもなりますので、おすすめです。

ストレッチ

また、本格的な高血圧になる前に医師にも相談しましょう。
更年期高血圧では、カルシウム拮抗剤のような降圧剤では
頭痛などの副作用が強くでる恐れがあります。

したがって、ホルモン補充療法を実施し、抗不安薬、自律神経調整薬を
処方されることがあります。

更年期男性

なお、更年期高血圧は女性だけのリスクではありません。
男性でも更年期になりますと、ホルモンバランスや、自律神経の乱れ
不安・ストレスの増加は同じですので、気を付けましょう。



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