寒い日には血圧が上がる

一般的に寒い日は暖かい日より血圧が上がることは知られています。寒い日はそれだけ身体にストレスがかかるからです。
このたび、中国で「屋外の気温が低い日に集団平均の血圧が高く、高血圧症が多く、高血圧症患者のコントロールが悪くなる傾向がある」という結果が報告されました。

 

中国での調査

 

この研究は、2004年から2008年の間に実施されました。
浙江省東南部沿岸の地方部に住む、30歳から79歳の参加者57,375人を対象としています。

対象者は毎日、最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)を記録します。研究班は日々の気温と対象者の血圧、新たに診断された高血圧症の頻度との関連を調べました。それにより、血圧のコントロールの割合が気温と関連するかどうかを調べました。

 

気温が10℃低くなるごとに血圧は上がる

 

参加者全員の平均の血圧は、最高血圧(収縮期血圧)が135.9mmHg、最低血圧(拡張期血圧)が80.5mmHgと、やや血圧が高目、日本の基準では高血圧予備軍と言われる方々です。
屋外の気温は-2.9℃から33.7℃の間で変動していました。最も平均気温が高かった7月に比べて、最も平均気温が低かった1月には、平均して収縮期血圧が19.2mmHg、拡張期血圧が7.7mmHg高くなっていました。

これらの調査から気温が10℃低くなるごとに、以下の状況となることが分かりました。

・最高血圧(収縮期血圧)が6.9mmHg、最低血圧(拡張期血圧)が2.9mmHg高くなる
・新たに診断される高血圧症が14.1%多くなる
・すでに高血圧症と診断されている人の中で、血圧が適切にコントロールされている人の割合が13.0%少なくなる

雪だるま

この関連がなぜ生まれるかについては、その仕組みを研究する必要がありそうですが、「寒い日は血圧が上がる」ということが実証されたことになります。
高血圧の方、血圧が高目な方は特に冬は注意しましょう。



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